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2016年12月

2016/12/06

新たな遭遇

「頭が長くて顔も人間とは少し違っている・・」

「それ、長頭人間。日本にも烏帽子をかぶっていたり、七福神にもいるっていう」

「知っているんだ」

「ブログでちょっと見たことがあるわ」

「僕も、数年前から気になって」

「もしかして、沢さん遭ったことがあるとか」

「いや、僕はその種の存在にはまだ遭ったことがないけど、今でも世界中にいるって読んだことがある」

「つまり、この地球にはさまざまな種がいるってことに」

「そうかもしれないね。縄文土偶や世界中で大昔のテラコッタが発掘されていて、それらに共通のコンセプトがあるってことは、太古の昔からいて、人間と関わりを持っていたということになる」

「そうね。学校ではそんなこと教えて来なかったけど」

「太古の人々が想像で造ったとは考えにくい。だって、リサーチャーやそのほかの人が、それらの土偶やテラコッタの中に、ハイレグパンティーを穿いているってことに気づいたんだから。仮に6千年前としても、当時の人間が、そんなの穿いていたなんて考えられない。人間よりはるかに進んでいる存在でなければ・・」

「ダヴィンチから話が飛んだけど、ハイレグパンティーって、それは、女性のETのこと?」

「そう。リサーチャーが説を唱えている、あの、イシュタールとかイナンナと呼ばれている土偶とかテラコッタの」

「そのお方は、沢さんが遭ったことがある・・」

「そう。あのお方と同一の存在だと言われている」

「今でも、生きているということになるわね」

「神と言われてきたET。ああ、この会話、聞かれているかもしれない」

To Be Continued

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2016/12/13

新たな遭遇

「聞かれている?」梨花が窓の外へ眼をやった。棟の前の青々とした芝生に夕日が影を落としていたが、人の姿はなかった。

「僕ら人間には見えなくても、彼らからは見えているかもしれない」

「それどういうこと?」

「僕にも説明は出来ないけれど、この空間に別の空間が重なっていて、その空間に彼らがいても、人間からは見えない」

「でも、彼らからは見えている」

「僕にも分からないけれど、3次元から5次元は見えないけれど、5次元からは4や3次元は見えると」

「彼らが別次元から見ていたとしても、人は見えなければ、ふつう無いって思っているわね」

「そうだね。そこまで意識して生活していないから」

「それって、幽霊とかお化けと言われることと関係あるかな?」

「あるかもしれないけれど、ないかもしれない」

「見える人もいるわね」

「そう。その辺もまだ科学的には解明されていないね。ある人には見えてある人には見えない。昔は見えた人が多かったのかな」

「同じ人と生れても、違うものを持った人もいるってこと?それって、もしかしてETとのハイブリットで、生まれつき素質があるとか」

「梨花さんすごいな。しかし、そこまで行くと、もう外見だけでは分からないよね。外見で分かることでも見過ごされていることもあると思うけど」

「どういう意味?」

「たとえば、指の数とか眼の様子とか、水かきがあるとかヒレがあるとか・・」

「なるほど。頭の長い人や脱皮する人とか・・」

「梨花さん。そんなことも知っているんだ」

「以前動画で観たことを思い出したわ」

「爬虫類とか両生類は脱皮するんだね。日本のリサーチャーで、ダヴィンチの描いたとされる絵画で脱皮する種にふれているというんだ。そこが我われ人間と違う一面として」

「脱皮するヒトがいたわけ?」

To Be Continued

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2016/12/18

新たな遭遇 self-renewal

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「リサーチャーは、それをダヴィンチの絵の中にあると言っている」

「私はちょっと聞いただけで分からないけど、沢さんは、どう思うの?」

「イエスが靴下を脱いでいるようなのがあって、それが薄い皮を剥いでいるというんだ」

「沢さんもそう思うの?」

「言われればそうかもしれないと。大人でなくて、マリアに抱かれる幼子イエスの絵にも、シルクに包まれているようにも見えるけど、脱皮前の薄い皮だと言われれば、そうかもしれないと。実際にカメレオンとかイグアナやヘビの脱皮の様子を動画で観て、確かに似ていると」

「眼も違っていると言ったわね」

「そう。ダヴィンチが描いたと言われるものや、ほかの画家が描いたと言われるものの中にも」

「それ、私たち人間の眼にはないものがあるということ?」

「うん。瞬膜と言って、犬や猫にもあるようだけど、ふだん気づかないよね、開閉が速いから。両生類とかサメの仲間とか鳥や爬虫類にはあるんだね。霊長類にも一部の種にあるようだね。ただ、哺乳類でもラクダやホッキョクグマやアシカやアザラシの仲間には完全な瞬膜があって、鳥は瞬膜を自由に動かすことができるとか」

「つまり、普通の人にはないシュンマクがその絵の中の人には描かれているというのね」

「そう。そのほかにも、隠し絵技法でヒレが描かれているとか、人間にはないコブがあるとか骨格が違っているとか。だからリサーチャーは、それは人間ではないか、ETと人間のハイブリッドだと」

「だから、キリストはETだとそのリサーチャーは言っているのね」

「ただ、一般的にはその絵には別のタイトルがついているけれど、実はそれはイエスの実像だと・・」

「なんか、もっと奥があって複雑みたいね」

「そう。また時間があるときにでも話すことに。長くなるから」

「でも沢さん。そんなこと、ここの塾に来ている生徒に話したことある?」

「いや、今初めてふれたけど。ただ、UFOのことなら、梨花さんも行ったことがあるこの近くの公園の上空で見たといってくる生徒もいるよ」

「そうなんだ。子供たちの方が、UFOや宇宙人のことには興味があって、直感的に受け取ることが出来るかもしれないわね」

To Be Continued

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2016/12/25

新たな遭遇 

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話は途切れることなく続いたが、二人は夕食をしようと表に出た。辺りは薄暗くなっていたが、日曜だから塾生の家族に店で出会う可能性もあると思った春利は、15分ほど歩いても良いか、と梨花に訊いた。梨花は首を縦に振った。

「このくらいの空にあの乗り物を見たことがある?」梨花が上空に眼を向けて言った。

「ある。新横浜公園で。ちょうどこんな感じだったかな。あたりが暗くなりかけて、空には雲もあった」

「あの乗り物、いつでも飛んでいるのかなあ」

「1分に1機は飛んでいるって言ってるリサーチャーがいる。飛行機と同じくらい飛んでいるって」

「ただ、人には見えないことが多い?」

「いくつかの理由でそうだと思うけど、空なんか注意して見てない人も多いと思うよ」

「そうね。それに、一瞬光ったくらいじゃ、それがなんだか分からないし」

「それに、彼らは見られたくなければそのように出来ると思うから」

信号を渡り、二人はバス通りの歩道を運動場が見える辺りまで行った。

「あっ、この時間までやっているんだ。もしかして沢さんの生徒さん、いない?」

「うちに来ている子で少年野球やっている子はいないから。同じ日曜でも、さまざまだよね。今日は授業なかったけど、日曜にやることもあるから」

その先の駐車場を通って二人は蕎麦の名がつく店の階段を上がっていった。自動券売機で、春利はカレーうどんに茄子の天ぷら、そして梨花はカレー蕎麦に茄子の天ぷらを追加した。

夕食をすませた二人は、同じコースを戻って地下鉄駅に向かった。地下鉄駅の入口まで行った時、春利は塾の父兄や生徒に出くわすことがなかったことでほっとした。

梨花を見送った春利は、翌日の授業の準備に頭が行っていたが、ふと顔を上げた時、通りの反対側をそれまで見かけたことがないものが移動して行くのに気付いた。

To Be Continued

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2016/12/28

新たな遭遇 Hologram ?

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「先生、おれ、きのう、空に不思議なもの見た」新中2の生徒が帰り際、春利の側に来て小声で言った。

「どんなもの?」

「夕方、暗くて良くは見えなかったけど、ライトがいくつも点いていた・・」

「飛行機ではなかった?」

「うん。だって、しばらくして消えちゃった。飛行機なら同じ方向へ行くし、雲に入っても切れればまた現れるよね」

「この辺の上空?」

「そう。生協で買い物して家に帰る途中で、空でなんか光ったので反射的に見上げたら、あれが見えた。暗かったので並んでるライトが見えた。なんかブーメランみたいだった」

生徒たちが帰った後、春利は涼太が上空に見たという物体のことを思い出した。その時間、春利があの不思議な生き物を見た時間ではなかったろうか。全体像は人間に似ていたが2メートル以上はあった。奇妙な点は、ふだん見る物とは違っていた。半透明というか何か光に包まれているようにもやっとしていた。

春利はコーヒーを飲みたくなった。半ば無意識に手を動かし準備した。

ソファに行き、一杯口にした。ホログラムという言葉が頭に浮かんだ。彼らは光を屈折させたり操ることが出来る、と日本のリサーチャーが言っていたのを思い出した。梨花を地下鉄駅に送り家に戻ろうとしていた時、上空に彼らの空飛ぶ物体がいたのかもしれない。半透明のあれは通りの反対側を春利とは反対方向にスーッと移動して行った。あの時、僕以外にあれを見た人がいなかっただろうか。

涼太は上空に眼をやり、僕は通りの反対に眼がいった。相手は、僕に何かを知らせようとしたのだろうか。・・

と、その時静まり返った室内にコール音が響き渡った。

To Be Continued

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2016/12/30

初めから読む【世界の向こう】

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「もしもし・・固定電話の方にかけちゃったけど、今、だいじょうぶ?」

「授業は終わったから大丈夫だよ。ちょっと考え事してたから、音にびっくりしたけど」

「ごめん。春利も何かあったの?」

「じゃあ、父さんから言って」

「実は、昼過ぎにネットで幽体離脱のこと読んでね。目をつむっていたら、あの春利が以前言っていた人からテレパシーというか、突然声が届いて。というか脳に直接働きかけてきたと言ったら良いのかな」

「僕が父さんに話したことがある誰かが、父さんに何か言ってきたということ? 相手は名前を言ったの?」

「うん。タニカワ・・」

「何!谷川良治?」

「そう。どうして父さんに・・」

「それが、目をつむって火星をイメージしていたところ。『地球の日本の方ですね』っていうから、そうだと応えたら相手が名前を名乗ったんだ。そして『僕も地球いたことがある』って」

「リョウジが火星から? 金星ではなくて」

「なにか、いつもは金星の地下にいるけれど、空飛ぶ乗り物で、オジに会いに火星に来ていると」

「オジさんが火星にいるってこと?」

「そう言ってた」

「そのオジさんの名前を言ってた?」

「いや、名前までは」

「もしかすると、フィンランドに留学中の渋江カナさんの父にあたる渋江真佐雄っていう人じゃないかな、科学者の。以前、父さんと偶然というかばったり出くわしたあの不思議な別荘の持ち主の」

To Be Continued

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