地下都市
「沢さんは、その別な空間を移動していたんではないかと思ったわけね」
「それは、地下の通路というか、帰りに通ったのとは違っていたので」
「どんな感じだった?」
「うーん。乗り物の外は見えるようになっていたけれど、地上のような景色はないし、わずかな時間だったと思うけど」
「地球上でのものとは違うから、たとえようがないし、すぐに目的地に着いたのね」
「そう。それに、その間、目が回ってるような感じで・・」
春利は、残りのカレーうどんを見つめ、いったん切るけど、今度はこちらから電話するからと言った。
店を出た春利は夜道を公園に向かっていた。
「お待たせ。以前梨花さんと待ち合わせしたことがある公園に着いたから」
「あっ、大丈夫、塾の準備とかで都合悪くない?」
「大丈夫。ここから家は近いし、直接声を聞きながらの方が」
「そうね。私も、最近、別な空間に興味がわいてきて、いろいろ訊いてみたいと思ってたから」
「うん。この空間で生活してると、特に疑問はわかないけど、彼らが突然現れたりすると、別な空間があるんではないかと」
「それって、ある人には見えて、ある人には見えないってことがあるの?」
「状況にもよるんじゃないかな。可視光線にしても、視力も色も人によって違うし、見る角度とかもあるし」
「夜空の星もだし、彼らの乗物はもっといろいろね」
「彼らが、人間に見える周波数に合わせてくれれば見えるし、瞬間的に変えられたら、突然見えなくなるし」
「人は、せまい範囲しか見られないのかな?」
「彼らの方が、ずっといろんなものが見えているのかもしれないね」
「それと、今回は無人ではなくて、ほかの誰かがいたでしょう?」
To Be Continued
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「どんな感じだった?」
「うーん。乗り物の外は見えるようになっていたけれど、地上のような景色はないし、わずかな時間だったと思うけど」
「地球上でのものとは違うから、たとえようがないし、すぐに目的地に着いたのね」
「そう。それに、その間、目が回ってるような感じで・・」
春利は、残りのカレーうどんを見つめ、いったん切るけど、今度はこちらから電話するからと言った。
店を出た春利は夜道を公園に向かっていた。
「お待たせ。以前梨花さんと待ち合わせしたことがある公園に着いたから」
「あっ、大丈夫、塾の準備とかで都合悪くない?」
「大丈夫。ここから家は近いし、直接声を聞きながらの方が」
「そうね。私も、最近、別な空間に興味がわいてきて、いろいろ訊いてみたいと思ってたから」
「うん。この空間で生活してると、特に疑問はわかないけど、彼らが突然現れたりすると、別な空間があるんではないかと」
「それって、ある人には見えて、ある人には見えないってことがあるの?」
「状況にもよるんじゃないかな。可視光線にしても、視力も色も人によって違うし、見る角度とかもあるし」
「夜空の星もだし、彼らの乗物はもっといろいろね」
「彼らが、人間に見える周波数に合わせてくれれば見えるし、瞬間的に変えられたら、突然見えなくなるし」
「人は、せまい範囲しか見られないのかな?」
「彼らの方が、ずっといろんなものが見えているのかもしれないね」
「それと、今回は無人ではなくて、ほかの誰かがいたでしょう?」
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