eye

2014/01/14

明晰夢

数日後、その日は真夏にしては過ごしやすい気温だった。

遅めの昼食の後片づけをすませ、ミナは長いソファに身体を横たえた。集中してやった採点作業の疲れが遅れてやって来たのか、ミナは、すとんと深い眠りに落ちていった。

どれくらいそうしていただろうか、目覚めた時は日常に帰った状態だった。トイレに立ち、戻ってきてふたたびソファに横になった。背中にうっすらと汗をかいていたが、クーラーをつけるほどではなかった。外は曇り空でいくぶん暗かった。

目をつぶり、2分もしないうちに身体が左右に少し揺れ始めたかと思うと、今度は上下に揺れ始め、身体から自分が抜け出して行くのが分かった。

これだな、とミナは思い、望んだ世界へ行こうと願った。

すると、ソファの上からさらに上へと上がっていき、次には窓ガラスを抜けて上昇して行った。

どれくらい昇って行っただろうか。ミナは上体を起こして前を見た。

あっ、と一瞬静止したままの状態が続いた。そこには、平べったい球体が浮かんでいて、中に誰かがいた。人間とはちょっと違うが、大きな目の生き物が並んで座っていた。

「どうしたんだ、遊びに来たのか?」大きな目の生き物がミナに訊いてきた。

To Be Continued
Sponsored Links

コメント

非公開コメント