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2014/05/07

メッセージ

春利は部屋の上空からメッセージを聞いたが、どうしたらよいか分からなかったため、しばらく待ってみようと思いつつ何もしないで出勤していた。

メッセージを聞いてから5日後、その日春利は疲れていたのか、帰りの地下鉄下車駅を過ぎてから乗り越したことに気づいた。

中山公園駅まで戻り、いつものように歩いて公寓に着いた。エレベーターで15階まで上がりながら、土日と休みだから、と自らに言い聞かせた。

着替えるとエアコンを付け、ノートパソコンを開いた。メール受信箱を開き、春利はドキリとした。ジャンクメールの下に、「サオトメミナ」というカタカナ名があった。

フェイスブックで沢春利の姓名と上海在住から間違いないと思いメールした、と。夏季休暇に入ったので、仕事が一段落したら、上海に行きたいと思うが、沢さんの都合を知らせてほしい、と。来未さんのことは、会って直接話したい・・。

エイリアンの言った通りだ。ミナさんという人は、京都の大学で非常勤講師をしているという。採点が一段落したら、上海の都合が良い所に数日ホテルをとるつもりだという。

春利は、土日だったら会えるからと、便は少ないが、関西国際空港から住まいに近い虹橋空港に来てもらえば迎えに出ますと、フェイスブックには写真は載せていなかったから、返信メールに添付ファイルした。

送信し終えた春利は、ふーっと大きく息を吐き出した。それにしても、不思議なことがつづく。これも、地震の津波にさらわれた来未からのメッセージに違いない。来未とミナさんとを結んだのはエイリアン。彼らは人間の見えない世界が見えるのかもしれない。

To Be Continued

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