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2016/01/06

架け橋

ミナの意識が戻った時、側に居たのは金髪で碧い眼の女性だった。

備え付けの椅子に腰掛けている自らの足元に目がいった時、ミナは今まで見たことがない所にいるのだという思いで両膝に緊張が走った。

「安心してください。ここは、わたしたちの母船の中です」金髪の女性の口元から飛びだしたのは意外にも流暢な日本語だった。

「私は、どうなった?」

「あなたが、駅へ向かっていた時、突然でしたがこちらへお連れしたのです」背丈が2メートルほどある蝋のように色白な金髪女性がミナの前に立って答えた。

ミナの記憶が少しずつ戻って来た。生家から京都へ戻ろうと駅へ向かって歩いていた時、突然体が宙に浮き、そこで意識が途切れた。

「ここは、母船の中?」

「ええ。地球の人は、エイリアンとかETとか呼んでいるかもしれないけれど、私たちの種は、地球人の先祖の一つでもあるから、あなたたちとは、さほど違わない種です」

「それで、なぜ私がここへ?」

「ええ。それは、ミナさん、あなたにわたしたちと地球人との間の架け橋になってほしいからです。ああ、申し遅れましたが、わたしはプアビです」

「プアビさん・・」

「そうです。プアビ。わたしの育ての親が付けてくれた名前です」

「その方は、地球人ではないですか?」

「育ててくれた方は、ほかの星のDNAと地球人のものとがミックスしているのではないかと思うけど」

「ごめんなさい。立ち入ったことを訊いて」

「いえ。そうしないと、あなたと親しくなれないかもしれないから」

To Be Continued

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