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2016/08/21

古(いにしえ)と結ぶ

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巨石に描かれた印をデジカメに収めることが出来た春利は、伯父の家族に礼を言いその夜疲れて帰宅した。

「何か描かれていたようだね」風呂から上がってしばらくすると父・荘太から電話が入った。気になって生家に電話してみたという。

「大変だったけど、皆で応援してくれたので、あの巨石を転がして下の隠れていた所を見ることが出来た」

「じゃあ、夢はほんとうだった」

「うん。そういうことになるかな」

「それで、それはどんな意味が・・」

「伯父さんの家では、調べてみる、としか言わなかったけど、帰りの電車で思い出したことがあって」

「どんなこと?」

「あの、渦巻のような模様。日本のリサーチャーの一人がふれていたこと。父さんも目にしたことがあるかもしれない縄文土偶の」

「何? 縄文土偶と関係が・・」

「うん。父さんの生家からそう遠くない茅野市で見つかった縄文のビーナスのヘルメットの部分にある渦巻き模様」

「茅野市湖東の遺跡で発掘された土偶、縄文のビーナスの頭にあるのと同じものなのか?」

「後で父さんにも添付メールで送っておくけど、あの渦巻き模様、あれ、確か海外で発掘された物にも同様のものが描かれていたと」

「それは大変なことだな。茅野と富士見では、彼らの空飛ぶ乗り物だったら一瞬で行かれる。巨石だって、彼らの反重力を使えば八ヶ岳からでも他からでも簡単に持っていかれる」

「あの渦巻き模様が、仮にイナンナの印として、父さんの先祖は、巨石信仰をしていたのかな」

「それは、分からないが、私の母親、春利の祖母はマリア様を信じていたから」

「やはり、そこへいくんだろうか。イナンナは縄文のビーナスで別名、マリア・・」

「私にも分からないことばかりだが、フィンランド留学中のカナさんがあの巨石の印のことを春利に教え、カナさんはあのミナさんの教え子だったよね?」

「そう」

To Be Continued

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