eye

2017/07/25

訪問者

地球の地下深く、マグマのその奥に地底人が住んでいる。
そこには太陽のようなものがあり、整然とした都市が存在する。
彼らは地球人より遥かに高度な文明を持ち、戦争などしない。
地上に出てくる時は、人間と見分けがつかない姿かたちで、
上空には空飛ぶマシンで行き、他の星々のETたちと交流もしている。

春利がミナの著書を手にしたのは、3月になってからだった。
小中学生の受験も終わり、そうした時間がとれた。

『かれらのせいかつ』と題されたその本のことが気になりだしたのは、
半透明の女性が春利の部屋に現れてからだった。

大学の講師をしていた早乙女ミナがとつぜん職を辞し、
本を出すようになった。リモートビューイングが出来るミナなら、
彼女の著書の中に、春利の疑問を解く手がかりがあるかもしれないと思った。

自らの身に次つぎに起こることを、いちいちミナに訊くことは憚られた。

部屋に現れた半透明の女性は誰だったのか?
なぜ僕のところに現れたのか?
世界中の、不特定人にある日突然あらわれているのか?

次元が移行しつつある・・
これまで見えなかったものが見えるようになる・・

一体どれくらいのETの種がこの地球にやって来ているのか。
こうしている間にも、地球人の教科書には載っていない名前も知らない彼方の星から、
新種のETがやって来ているのだろうか。

地球に、幾重にも重なっている別の空間から、
彼らはひょいとこの空間に姿を現したかと思うと、
突如消える。

ミナの本は、そこで創世記を引用している。

『我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、
家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。
神は御自分にかたどって人を創造された。
神にかたどって創造された。
男と女に創造された』

To Be Continued

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