eye

2017/08/11

訪問者

「沢さんも行ったことがある辺りだと思うわ」

「僕も行ったことがある?」

「ええ。でも私が行ってきたところは、ずっと地下にあたるのかな?」

「で、今そこから?」

「いえ、地上に戻っているわ」

「そこに、誰かいるの?」

「いえ。もういないわ、あのカタは」

「さっぱり分からないけど、僕が行ったことがある所と言ったよね」

「ええ。八ヶ岳山麓」

「えっ、八ヶ岳・・」

「沢さんには、お父様の生家に近いわけだけど、以前、マリアさまと」

「あのときは、縄文時代のその辺りだった」

「そうね。沢さんのところに現れた半透明のカタと同じかどうかは曖昧だけど」

「その、半透明のカタがどうしたの?」

「ある日私の部屋へやって来て、アナタに案内して起きたいとこがあると・・」

「それで、八ヶ岳山麓の地下へ?」

「地下と言っても、私には区別がつかないけれど」

「どういう意味?」

「私たちの次元空間と同じ地下なのか、それとも別の次元空間か・・」

「半透明のカタに訊いてみなかったの?」

「そんな余裕がなかったわ。ただ、いつもの地上に戻る、と言われて、
気付いたらここにいて、1時間以上地上を」

「八ヶ岳山麓のどこかを歩き回っていた」

「ええ。そこで、沢さんの思いが伝わってきたわけ」

「じゃあ、続きを話しに来ませんか?」

「そうね」

To Be Continued

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