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eye

2017/10/08

地下都市

「沢さんは、その別な空間を移動していたんではないかと思ったわけね」

「それは、地下の通路というか、帰りに通ったのとは違っていたので」

「どんな感じだった?」

「うーん。乗り物の外は見えるようになっていたけれど、地上のような景色はないし、わずかな時間だったと思うけど」

「地球上でのものとは違うから、たとえようがないし、すぐに目的地に着いたのね」

「そう。それに、その間、目が回ってるような感じで・・」

春利は、残りのカレーうどんを見つめ、いったん切るけど、今度はこちらから電話するからと言った。

店を出た春利は夜道を公園に向かっていた。

「お待たせ。以前梨花さんと待ち合わせしたことがある公園に着いたから」

「あっ、大丈夫、塾の準備とかで都合悪くない?」

「大丈夫。ここから家は近いし、直接声を聞きながらの方が」

「そうね。私も、最近、別な空間に興味がわいてきて、いろいろ訊いてみたいと思ってたから」

「うん。この空間で生活してると、特に疑問はわかないけど、彼らが突然現れたりすると、別な空間があるんではないかと」

「それって、ある人には見えて、ある人には見えないってことがあるの?」

「状況にもよるんじゃないかな。可視光線にしても、視力も色も人によって違うし、見る角度とかもあるし」

「夜空の星もだし、彼らの乗物はもっといろいろね」

「彼らが、人間に見える周波数に合わせてくれれば見えるし、瞬間的に変えられたら、突然見えなくなるし」

「人は、せまい範囲しか見られないのかな?」

「彼らの方が、ずっといろんなものが見えているのかもしれないね」

「それと、今回は無人ではなくて、ほかの誰かがいたでしょう?」

To Be Continued

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