eye

2017/12/30

A dream or reality

「どれくらいで、あなたたちの星に着くの?」

「このマシンは、指示されたとおり、われわれの星へ向かっているが、
地球人と違い、われわれにはその時間という概念がない」

「でも、あなたたちは、地球人の使っている時間のことを知っているだろう」

「分かった。地球人向けの答えを出してみよう」
生き物は指を伸ばして何かしたようだったが、春利は相手の指を見つめた。

「キミたちの使う時間では、72時間で到着する」
春利は3本指が曲げられるのを見ていた。

「3日で着くのか。僕は生きて地球へ帰してもらえるんだね」

「われわれの星で、とくに問題なければ、キミは地球へ帰ることができる」

「じゃあ、そのときは地球時間でどれくらいで僕は戻ることができる?」

「そうだな。すくなくとも180日はかかる」

「僕も地球のあの家で子供たち相手に仕事をしているから」

「分かった。キミがいなくなったことを誰かに知らせる必要があるんだな」

「出来ればすぐにでも戻りたいんだ」

「それはできない」

「この高速で移動しているマシンから、どうやって知らせる?」

「その相手がいる地球の場所を知らせてくれ」

春利は相手の大きな眼の奥をじっと見つめた。

To Be Continued

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