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eye

2018/09/26

宇宙政府

「ほかにも何か?」

「ええ、訊いてみたいことが・・」

「どんな?」

「沢さん、何か宇宙服のようなものを着ていなかった?」

「彼らの乗り物にのっているときに、着るように言われて着ていたけど、それが見えた?」

「わたし、誰だろうと思って」

「そ、それが、僕がいなくなってから見えた」

「ええ。それも、ミナさんから沢さんのことを聞いてからだった。オレンジ色の物体を見た後だったか前だったか曖昧だけど」

「乗り物の中の僕が見えたのは夢の中、それとも・・」

「わたしの部屋で午後、お昼過ぎだったと思うわ。ソファに座っていたとき。テレビをつけようと思っていたから、夢ではないわ」

「どんなふうに?」

「目の前の空間に浮かんできた。数秒かな」

「ミナさんみたいだ。それで、僕だけだった?」

「そばに、別な姿の誰かがいた。少し小柄だった」

「間違いない。ぼくと、あの生命体だ・・。それで、その後は?」

「その時一度だけ。気になっていたけど、訊いてみてよかったわ」

「それ、ミナさんに言えば、すぐ分かったと思う。彼女、言わないことも多いけど、いわゆる、リモートビューイングの能力があるから」

「今思えばそうだけど、わたし、病気かもとか思い・・」

「分かるよ。でも、病気とは違う」

To Be Continued

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