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eye

2019/04/17

アマツクニ

「僕は、現在もだけど、夏休み中に彼らが来るかもしれないと、気になっていないと言ったら嘘になる」

「それは、私だって」

「梨花さんもとうとうこの世界に来てしまったわね」

「わたし、沢さんやミナさんに出会ったことは、何か運命的なものを感じるわ」

学校は、小中学校とも8月下旬からすでに始まっていたが、春利の塾は9月から始まるため、ミナと梨花は準備も兼ねて立ち寄っていた。

「ミナさん、その後、神社めぐりは続いていますか?」ちょっと出かけてくるとは聞いていたが、行く先を言わなかったミナに春利は話を振った。

「ええ、徳島の八倉比売神社に行ってきたわ」

「ヤクラヒメジンジャって、卑弥呼のお墓があるって言われている所ですか?」

「梨花さん、良く知ってますね」

「沢さんも知っていたの?」と、ミナ。

「いや、僕はネットのビデオで観たことを今思い出したくらいです。梨花さんのように卑弥呼の名はすぐに浮かんでこなかった。ところで、空飛ぶマシンや瞬間移動で行って来たとか・・」

「いえ、今回は羽田から飛行機で徳島阿波おどり空港へ。帰りも」

梨花がミナの眼を覗き込むようにして、
「それで、何か特別なことが起こりました?」

「それが、見えるとか聞こえるとかはしなかった。現地では・・」

「ということは?」

「私が行っている間に、沢さんには何か見えました?」

「いえ、何も」

「帰りの飛行機の窓から・・」

To Be Continued

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