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2013/09/08

石橋梨花と

「ラジオのニュースを聴いていて、もしやと思い、調べてみて、来未のお世話になっている会社の吉田沙希さんと、上司の安藤さんから安否確認が入っているのを知って連絡したのは、地震から5日たってからでした。両親は家ごと津波に飲み込まれたのではと思うけど、とにかく来未に連絡しようと思ったけど、電話には出ないし、連絡取ろうにもどうしたら良いか分からず、埼玉にいる叔母と相談していたんですが」

届いたミックスフライのパン付セットを前に、梨花はハンカチを目に当てながら言った。

「ほんとうに・・。では、来未さんがあの日福島に帰省したことを沙希さんから聞くまで知らなかったのですね。僕も、連絡を取っていたのですがつながらなくて、そうこうしているうちに、沙希さんが安藤課長に知らせてくれ、宮里上海支店長から電話が入ったんです」

「食べましょう」梨花にうながし、春利はミックスフライのライス付にフォークを持っていった。

「結局、僕も梨花さんも、話しが出来る親がいないんですね」

「沢さんは、ご両親とも・・」

「両親は僕が5歳になったばかりのときに離婚して、僕は母と横浜に大学生の時まで住んでいたんですが、名古屋の今の会社に就職してまもなく母は心臓病で亡くなったんです」

「それじゃあ、お父様は?」

「その後、連絡が取れていないので・・」


To Be Continued


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