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2013/10/05

石和温泉にて

「700ドルだったわ。もう手続きしてきたの」

「お金がかかって大変だね」言いながら桑田は、子供がいないとさみしいとサト子が以前漏らしたことを思い出す。また、いつも会っているノラ猫ではなく、子供の頃生家で飼っていた雌猫が背中に腫物が出来、その地域に動物病院らしきものもなかったが、当時家が貧しかったこともあり、獣医に診てもらうこともなく死んでいった猫の顔が浮かんできた。

「ブルーアイで、大きくなるのよね。その子に子供をつくると、別に費用が掛かるし、だって、そんなに長くめんどうみられないからつくらないことにした。それで、不妊の手術も」

「不妊の手術って、雌なの?」

「雌よ」

「雌だとネコちゃんも、手術が大変でかわいそうだね」

「でも、仕方ないわ。それで、1歳になる前の発情期前に手術した方が良いって。・・予防注射とかもしなくちゃいけないし」

「ロバートは飼うことオッケーしたの?」

「私より彼の方が猫好きよ。私は犬の方が好きなのよ。もう、来週連れて来るのよ」

「猫もかわいいよ。目を見てしっかり話しかけると、ちゃんと応えてくれるからね。・・じゃあ、先ず名前を付けて、トイレの躾けもしないとね。もう、名前決めたの?」

「まだよ。ロバートは、ネコ、で良いっていうけど」

「アハハ、それではね」

「何か良い名前ある?」

「じゃあ、考えてみるよ」


To Be Continued

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